FPSでブチギレながらやってもパフォーマンスを下げない方法
皆さんごきげんよう。
また久しぶりのブログ更新になりました。
パソコン内にブログのネタになりそうな研究内容とか保存してたりするんですけどね、整理をあんまりしていないものですから見つけるのに苦労しまして。
今回は実験にFPSが使われた研究をご紹介します。
ヘブライ大学の研究です。ciniiの研究論文では自分の力不足で見つけることができなかったのですが、検索すれば色々なサイトに載っていました。
僕は普段大学の設備で無料で論文を読んでいてお金をかけて論文を読むということはしたくなかったので、論文自体は読んでいません。まとめてあるようなところを何個か探して読んで、その研究結果をまとめたものとなっています。
(一応有料で論文が読めるところがありましたのでリンクを最後に貼っておきますね)
これは感情に関する研究でして、1つめの実験ではビジネスの取引の上で二つのグループに分けて特定の感情(この場合は怒りの感情によるメリットですね)について教えられたグループとそうでないグループで実験を行いました。
ビジネス上の取引なので実際にお金の取引を行ったそうです。
怒りのメリットについて教えられたグループは怒りながら行った取引では冷静に行った取引よりも成功させたという研究成果があります。
皆さんおまちかね、2つめの実験ではFPSで怒りながらやってもらった場合です。
あるグループには「怒りが集中力をあげる」と教えられ、あるグループには何も教えられない状態でプレイしてもらいました。
すると前者のグループではFPSの成績が上がった、という研究結果が出たのです。
じゃあ、ここでまとめと他の研究とか読んだ僕の意見とか色々まとめます。
怒りは良いと思わないとその効果は得られないという研究結果です。
じゃあ、他の研究などを交えた僕の見解を示していきたいと思います。
今までの記事を読んでいただいた人はあるていど分かると思うんですけど、例えば自分の努力を信じることの利点というのは「成長するマインドセット」で語りました。
それ以外でも「ストレスは良いモノと思うと健康に良い」のような研究結果があったり、知っていて物事の捉え方を変えるだけでプラスになるということはおおいにあるというころです。
それ以外でも皆が知っているものだとプラシーボ効果や、マイナーなものだとサイコロジカルモメンタム(スポーツ心理学でクラッチプレイヤーになるために語られるもの)などもあります。
つまり、怒りにメリットがある(集中力があがる)と考えるのにメリットはあると思います。
他の記事でも書きましたが、人によってはマイナスに考えてしまう緊張などもプラスに捉えることでプラスに働くことが分かっていますし、人間も長い歴史のなかで生き残るためにあらゆる機能が研鑽されています。
緊張もマイナスだと考える人もいますし、プラスと考える人もいます。
怒りも集中力をあげるための機能と考えたらその怒りをどのように扱うかということが大事になんだと思います。
つまりはですね、感情は道具でしかないということです。
その道具をデタラメに振り回せば周りを傷つけるし、自分も傷つける結果になるのは明白です。
その道具を自分で恐れて押さえつけるのは賢いことは思えません。
正しい使い方を覚えるのが大切なんだと思います。
あとがきみたいなやつ
今回の記事どうでしたでしょうか??
今度書こうと思っている「意思力の有限性」にもつながってくると思います。
感情を抑えるのに脳のリソースを割くことは無駄とまでは言いませんがマイナスが大きいのは事実です。
じゃあその活用方を知ってもらう、または知ろうとする姿勢が大事だと思います。
だからといって、味方や友人を煽ったりするのはそれこそ無駄な行為であるし、怒りにメリットがあると知っている人も少なければ、単純に僕みたいに楽しいからゲームをやっている人がいると思うのでそのような行為はやめてもらいたい。
この記事を読んでいただいたことで、イライラすることで苦しむ人が減ることと、怒りを誰彼構わず当たり散らすような人が減ることを願っています。
最後に論文のリンクを貼っておきます。有料なので気を付けてくださいね。